ベトナム症候群―超大国を苛む「勝利」への強迫観念 (中公新書)



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ベトナム症候群―超大国を苛む「勝利」への強迫観念 (中公新書)
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面白い部分もあるが、やや散漫

 ベトナム戦争からイラク戦争までの、アメリカの外交史、軍事史、それに対する社会の反応、政治家の取り組みなどについての本。面白い部分もあるのですが、やや全体的に散漫な印象です。アメリカの70年代の低迷の様子や、議会への信頼度の移り変わりなど、興味深い部分もありますが、最近の戦争に関してはとくに新しい知見もなく、少し長く感じます。
アメリカのイラク侵攻を解き明かす

アメリカ社会がベトナム戦争を経て、どのように変わったか。アメリカの「ベトナム症候群」がアフガン、イラク侵攻にいかに結びついているかを解き明かす。全体に平易な文章で読みやすい好著。アメリカ社会にとって、ベトナム戦争がもたらしたものを解説したあまたの書物の中では秀逸。現在のイラク侵攻に対する「なぜ、アメリカが?」という疑問が氷解する。(松本敏之)



中央公論新社
ベトナム戦争―誤算と誤解の戦場 (中公新書)
歴史としてのベトナム戦争 (科学全書)
20世紀の国際政治―二度の世界大戦と冷戦の時代
虚栄の帝国ロシア―闇に消える「黒い」外国人たち
マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓