痛い痛い痛い…、胸をかきむしりながら、転げ回りながら読んだ本です。
この20年、何度か読み返しましたが、決して色褪せることのない魅力が詰まった本です。
失ったものの大きさは、後から分かるものなんやなっておもいます。
いろんな愛があって、いろんな愛の失い方があって、いろんな思いが残って…。立ち直れないような痛手を背負い、それでもちゃんと立ち直れるんやから、人間ってタフやとおもいます。失うことの悲しみ、苦しみ、そして心の再生への憧れが、私たちを日々の生活へと押し出すのでしょうか。
素晴らしい愛を、全ての人に。それがどんな傷を残すことになろうとも、人を愛することの価値はなんら貶められはしません。
そういう思いにさせてくれた一冊です。
胸を痛めながら読む一冊
出版は1990年。本書は色あせていない。底を流れる認識は鋭い。
「誰かと深い関係になって傷つくのはもうごめんだ」という思いが私たちを覆いつくしていること。この思いを打ち砕き、人と人をつなぐはずの恋愛は商品化され、金と同等の存在に落ちること。それでも人は恋愛を夢見続けるだろうということ。
じっくり腰をすえて、胸を痛めながら読む一冊。
料理を科学するように、恋愛を科学する
どんな事柄からでも恋愛を考える種にしてしまうマジック いろんな種類の映画やドラマのワンシーンから (恋愛映画だけでなくホラーなんかでも!!) 恋愛についての考察を深めていく、とても面白い恋愛本です 劇作家で演出家の筆者が、 演じるが故のプレーンな愛情に迫っていくところは 迫力というより貫禄がありますね。世界一(?)恋愛について考えた人っといった趣の本でした。
角川書店
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